CONANの屋根裏部屋

ごく普通のサラリーマンの独り言

転職活動をしたが、外的要因にて断念した話(後編)

神の宣告

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 「CONAN君、広島に行ってくれないか?」

1月も中旬に差し掛かった頃、僕は突然その宣告を受けた。

 

宣告の主は会社のナンバー2、副社長である。僕のような下っ端の下っ端

からすれば神のような存在である。

 

遊戯王「神の宣告」というカードがある。ざっくりいうと自分のライフポイント半分を引き換えにこちらが出した魔法や罠、モンスターの召喚を無効化するという強力なカードである。

これを無効化するためには同じように「神の宣告」のようなカウンター罠を打つしか方法はない。

会社に異動辞令という名の「神の宣告」を受けた一般社会人である自分はこれを無効化する手段としてカウンター罠「退職願」を出すしかなかった。

コロナ禍で景気が悪化しているこのご時世、給与が0になり、職業無職の25歳という爪弾き者になるという大きすぎるライフコストを支払う「退職届」を出すことがどうしても出来なかった。

そして広島へ…

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その神の宣告を受けた頃、僕はとある会社(食品関連のメーカーです)の最終選考の結果待ちだった。

今の会社のような古い体質の会社だったが、今の会社よりも総合的に見ればいい会社と感じていた。面接に受かれば転職、落ちれば広島という重大な岐路に立たされていた。

会社面接に受かるかどうかは正直5分5分だったと思う。質問には全て答えれたし、最初は緊張してたどたどしかったが、後半では割と流暢にしゃべることも出来た。 

しかし、前回の記事でも書いたとおり、社長の「キミの転職活動の理由、弱くない??」の一言が引っ掛かった。その質問を受けた僕はとっさに今の会社が減収減益を続けていることと、会社が立案した中期経営計画が不透明で現実味がないと回答したが、その質問が妙に僕の真意をついているようで暫く頭から離れなかった。

転職活動の理由が弱いからかは不明だが、結果として僕は面接に落ちた。その時点で持ち駒はゼロとなり、僕の転職活動は幕を下ろし、僕は広島へ行くことになりました。

 

今の部署の人間関係の悪さが僕の転職活動の理由の多くを占めていたため、広島に行くことにより人間関係がリセットされる。そういった意味では今回の異動はプラスだろう。しかし、今後予定していたライフプラン(結婚など)が狂ってしまったのは事実。(これからどうしたものか…)

ということで私、4月からいまの東京。あと1月半ですが東京にいる皆さん、機会があれば一緒に遊んでくださいm(__)m(このご時世難しそうですが…)